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〒981-1239 宮城県名取市愛島塩手字野田山47-1

理事長あいさつ

    地方独立行政法人 宮城県立病院機構
   理 事 長  西 條  茂


 宮城県立病院機構は、栗原市瀬峰にあります循環器・呼吸器病センター、名取市の精神医療センターとがんセンターの3病院から成ります。

 循環器・呼吸器病センター(以下循呼センターと略)におきましては、長年にわたり地域における循環器・呼吸器疾患に対応し、また県内唯一の結核専門病院としての役割を果たして参りました。しかし周辺に救急医療も含めて機能の充実した病院が稼働して地域医療を支えることとなり、循呼センター本来の役割が縮小しました。そのような中で平成27年4月に県北地域基幹病院連携会議が発足、東北大学医学部長を議長として宮城県と周辺の基幹病院が集まり、今後の循呼センターのあり方について検討いたしました。その結果、平成31年3月をもって結核病棟も含めて栗原中央病院へ機能移管することとなりました。これまで循呼センターを支えていただいた地域住民の方々、そして患者さんをご紹介いただきました医療機関の皆様には心より感謝申し上げます。
 今後の予定ですが、平成31年2月までは一般診療を続け、結核につきましては3月末日まで診療を継続しますのでよろしくお願い申し上げます。

 精神医療センターにつきましては、建物の老朽化に伴い移転新築を検討しましたが用地買収が不調に終わり、現在現地も含め建て替え地を検討中です。
 精神医療センターでは、一般診療はもとより、スーパー救急と児童・思春期の精神疾患を中心に診療を行っています。今年度は長年の懸案であった精神科24時間救急施行に向けて体制整備中であります。個室の増床などが必要ですが、平成30年度後半には体制を整えて24時間救急を施行する予定です。児童・思春期については外来の患者数も急速に増えており、それに応えるべく努力して参ります。

 近年、がんゲノム医療が脚光を浴びてきました。東北では東北大学病院が、がんゲノム医療中核拠点病院として国から指定され、その連携病院として宮城県ではがんセンターが指定されました。今やがん医療は個々人のがんにおけるゲノム異常にまで踏み込まなければ適切な医療ができない状況になっております。幸いがんセンターは研究所を併設していて、がんのゲノムについては研究が進んでおり、臨床とゲノム医療をリンクさせ、がんゲノム医療連携病院としてその役割を果たせると考えています。
 従来がん医療は侵襲の大きな治療法が主流でしたが、今や手術も内視鏡下の手術などが急速に普及し、侵襲が少なく入院期間も大幅に短縮されました。また、抗がん剤も分子標的薬、免疫チェックポイント阻害剤などの普及により副作用も少なくなり、外来での化学療法件数が格段に増加しています。働いている方の仕事も考え、夜間の化学療法も施行しています。できるだけ侵襲の少ない治療で社会復帰できますよう今後とも取り組んで参ります。

 以上、3病院の現況を述べましたが、これからも皆様に信頼される病院として、また先進的医療も安全に行う病院であり続けますので、皆さまのご指導ご鞭撻のほどよろしくお願い申し上げます。